健康素材美人のための野菜の食べ方 ①なぜ食べるか
私たち栄養士は今も昔も「野菜を食べよう！」と変わらず言い続けております。
平成26年国民健康・栄養調査の結果によると成人の野菜摂取量は平均290ｇ程度で、摂りたい量の8割程度しか摂れていないと。
特に20代の男女で摂取量が少なかったとの結果が出ています。
最近では、一部の低糖質食を実践している人たちの中で
「私たち動物は野菜なんか食べなくても元気でいられるよ！」という声も聞きます。
確かに体を作り動かすためのタンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル類など栄養を摂るためには
動物性タンパク質食品を摂る事はとても大切です。
ですが私はやはり、健康素材美人になりたい女性には、主に副菜で取り入れる食材である
野菜・海藻・蒟蒻・きのこ類を十分に食べる事をおすすめします。
野菜・海藻・蒟蒻…って書いていくのは大変なので、今後は便宜上「野菜」と書きます。笑
野菜を摂る意義。
1.ビタミンCを摂れる
美白・美肌・抗酸化（老化防止）・コラーゲンの生成・メラニン色素の生成を抑えシミの予防・
免疫力を高めるため等に必要です。
2.アンチエイジングフィトケミカルを摂れる
フィトケミカルとは野菜や果物の中に含まれている植物性化学物質のことをいいます。
野菜などに含まれる抗酸化色素成分がビューティーエイジングに役立ちます。
特にビューティーエイジングのためには赤色フィトケミカルを摂ること！
3.その他色々な健康効果を持つフィトケミカルを摂れる
例えば生キャベツに含まれるキャベジンは胃粘膜を保護する、きのこ類に含まれるβグルカンが免疫力を高めるなどです。
基本的に野菜が持っている様々なフィトケミカルは万病の原因である「活性酸素」を除去し、
免疫力も高めてくれるので、健康にいいですよね。
4.食物繊維を摂れる
お腹の調子を整えてくれます。糖質の吸収をゆっくりにし血糖値を穏やかに上げてダイエットや糖尿病予防に役立ちます。
5.満腹感を出し肥満を防ぐ
低糖質・低カロリーでである野菜のおかずを食べることで高糖質・高カロリーである食品の摂取量が減り食べ過ぎを防げます。
(オイルたっぷりで調理すればカロリーは上がりますが…)
6.五感を使って食事を美味しくいただける
彩り、香り、歯ざわり…五感を使って食事を楽しめる、感性豊かな女性は素敵ですよね。
健康で、お肌も美しくいつまでも若々しくいるために、正しく野菜を摂っていきたいですね。
野菜を食べようシリーズをしばらく書いていきます。
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